狭山意見広告運動 新聞に意見広告
5月18日の『毎日新聞』朝刊(全国版)一面に、狭山意見広告が掲載されました。
55年間、無実を訴えている人がいます。
石川一雄さん。79歳。
石川さんは24歳の時に、身に覚えのない女子高生殺人事件(狭山事件)の犯人として逮捕され、無期懲役囚として31年7か月を獄中で過ごし、仮釈放となった今も、東京高裁の前に立ち、再審(裁判やり直し)を求めて闘い続けています。
2009年に東京高等裁判所は、検察に対して証拠開示の勧告を出し、現在までに191点の証拠が開示されました。その中には石川さんの無実を証明する多数の新証拠が含まれています。
再審の扉が開かれるか否かは、事実調べ(裁判所が鑑定人尋問などを通して、新証拠が有罪判決を覆すに足る新規明白な証拠であるかどうかを調べること)にかかっています。
私たちは、新聞意見広告を通して、石川さんの無実の新証拠を広く市民に知ってもらい、裁判所が事実調べを行うよう求める世論を喚起したいと思います。
裁判所は、今年中にも、事実調べを行うか否かを判断すると思われます。
石川さんが不当逮捕された1963年5月23日から55年周年を迎える今年5月に意見広告掲載を目指します。
どうか皆さん、狭山事件の再審の扉を開くために力を貸してください。
―狭山意見広告プロジェクトー
文章出典 狭山意見広告プロジェクト ホームページより転載
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