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N0オスプレイ沖縄県民大会

 
米新型輸送機MV22(通称:オスプレイ)の普天間飛行場への配備に反対する沖縄県民大会が9月9日、宜野湾市の宜野湾海浜公園で開催され、10万1千人が結集した。また、東京や大阪でも「配備中止」を求める同時アクションが取り組まれた


同大会は、県議会各会派や県商工会連合会などでつくる実行委員会の主催。別に大会を開いた宮古・八重山地方をのぞく全36市町村の代表が出席した。大会の中で参加者は「オスプレイ配備計画の撤回と普天間飛行場の閉鎖・撤去を求める決議」を採択。また、あいさつに立った佐喜真宜野湾市長が「配備計画は決して認めることはできない」と述べるなど、日米両政府に対し沖縄県民の意思を明確に示した。 (no osprey沖縄県民大会事務局)

  これに合わせて東京・大阪で連帯行動が取り組まれた。沖縄意見広告運動では、同月7日にピースボート・JUCONと共同で「オスプレイ配備NO!」を訴える意見広告を東京新聞(9月7日)に掲載。さらに、大会当日(9日)には国会周辺に1万人が集まり、抗議行動と国会包囲に取り組んだ

 

さらに大阪でも、9日、沖縄意見広告運動・関西事務所のメンバーや関生支部組合員らが「関西からも配備反対の声を上げよう」と街頭宣伝に取り組んだ。
米軍が本年10月からの本格運用を目指すオスプレイは、何度も重大事故を繰り返してきた「欠陥機」。つい最近も、4月にモロッコで、6月には米国・フロリダで墜落事故を起こし、死傷者を出している。しかし、日米両政府はこれらの事故について「人為的ミス」であり「機体に問題はない」として配備を強行する構えだ。さらに、配備されたオスプレイは沖縄のみならず日本本土でも低空飛行訓練を行う計画であり、「配備中止」を求める動きは全国に広がっている。この声を結集し、私たちの力でオスプレイ配備を止めよう!
 

オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会の決議(全文)

 我々は、本日、日米両政府による垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ強行配備に対し、怒りを込めて抗議し、その撤回を求めるためにここに集まった。

 沖縄県民は、米軍基地の存在ゆえに幾多の基地被害をこうむり、1972年の復帰後だけでも、米軍人等の刑法犯罪件数が6000件近くに上るなど、米軍による事件・事故、騒音被害も後を絶たない状況である。

 1995年9月に、米海兵隊員3人による少女暴行事件が起こり、同年10月には事件に抗議する県民総決起大会が行われ、8万5千人もの県民が参加し、米軍に対する怒りと抗議の声を上げた。県民の強い抗議の声に押され、日米両政府は、96年の日米特別行動委員会(SACO)により米軍普天間基地の全面返還の合意を行った。

 しかし、合意から16年たった今日なお、米軍普天間基地は市街地の真ん中に居座り続け、県民の生命・財産を脅かしている。

 そのような中、日米両政府は、この危険な米軍普天間基地に「構造的欠陥機」であるオスプレイを配備すると通告し、既に山口県岩国基地に陸揚げがなされている。さらに、オスプレイは米軍普天間基地のみでなく、嘉手納基地や北部訓練場など、沖縄全域で訓練と運用を実施することが明らかとなっており、騒音や墜落などの危険により、県民の不安と怒りはかつてないほど高まっている。

 オスプレイは開発段階から事故をくり返し、多数に上る死者を出し、今年に入ってからもモロッコやフロリダ州で墜落事故を起こしている構造的欠陥機であることは、専門家も指摘しているところであり、安全性が確認できないオスプレイ配備は、到底容認できるものではない。

 沖縄県民はこれ以上の基地負担を断固として拒否する。そして県民の声を政府が無視するのであれば、我々は、基地反対の県民の総意をまとめ上げていくことを表明するものである。

 日米両政府は、我々県民のオスプレイ配備反対の不退転の決意を真摯(しんし)に受け止め、オスプレイ配備計画を直ちに撤回し、同時に米軍普天間基地を閉鎖・撤去するよう強く要求する。

 以上、決議する。

 

2012年9月9日

オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会



琉球新報 「オスプレイ配備に反対する県民大会」 号外

沖縄タイムス 「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会」の速報PDF(飛行コースなどの詳細あり)

USTREAM 「オスプレイ配備に反対する県民大会」 動画

宜野湾市ライブカメラ 普天間基地の現在は、プリセット1と2で見れます

環境レビュー・MV-22の普天間飛行場と日本での飛行 
(200ページを超える詳しい解説あり 英文)

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