|
岩国基地強化反対運動 |
6月10日から山口県岩国市で米軍基地強化反対住民交流会、翌11日は防衛省神風政務官による福田岩国市長へのオスプレイ飛行試験配備要請に対する反対運動に参加しました。 |
6月10日、 山口県岩国市岩国福祉会館で開催された住民交流会に参加した。天候にも恵まれ、会場にはすでに九州、山口、京都のメンバーの車が到着しており15時から交流会が開始となった。
愛宕山を守る会代表の岡本さんから、愛宕山開発用地の説明を受けた。
3月23日に開発用地が国に売却されて以降、相手が国・防衛省となったため漠然としており、反対運動の盛り上がりに欠けている。そして、12月13日には岩国基地内に民間飛行場オープンが予定されるなか、MV-22オスプレイが岩国基地で試験飛行を行うことが防衛省から発表された。これまで、米軍基地強化反対の座り込みを行い、意志を示してきたが、ほとんどの岩国市民は無関心である。
岩国市議の田村さんからは、先日「岩国基地拡張に伴う埋め立てに反対する」会の裁判では19回目で原告棄却が決定された。内容は『すでに埋め立てられているので裁判の利益はない』という理由。控訴を検討しているが、最終的には憲法判断に委ねることとなる。
この基地拡張工事を請け負うのは東京のゼネコンに決定し、地元の下請け建設業者には利益はほとんどない。基地面積は1・4倍になり、米兵は4千人増となり、120機を擁する極東最大の米軍基地になる。MV-22オスプレイ配備にみられるように、岩国や沖縄に基地問題が押し付けられる構図になっている。
2014年米軍再編完了のロードマップ通りに進んでいるのは岩国だけ。岩国基地問題を全国に訴えていく機会を増やしていきたい。
オスプレイ配備に反対
翌11日の朝、防衛省の神風政務官が福田市長に対してオスプレイ試験飛行配備要請を行うため岩国市役所に来るとの情報が入り、急遽、市役所に向かう。
|
岩国市役所前にてオスプレイ配備反対行動を展開 |
すでに、愛宕山を守る会メンバーはじめ岩国基地強化に反対する人たちが公園に集まっていた。オスプレイ配備反対のプラカードや横断幕を掲げ、市役所に向けて抗議の声を上げた。 神風政務官が市役所に到着したときには抗議のボルテージも上がり、市役所に帰れコールが響いた。
終了後、「愛宕山跡地・見守りの会」の集いに約50名の人たちが集り、冒頭、岡村さんがオスプレイ配備に反対する抗議行動の報告を行い、岩国労働者反戦実行委員会の代表からあいさつがあった。
約1時間の集会の後、基地全体が見渡せる高台へ移動して見学。基地の広さに驚くばかりであった。
|