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脱・原発 特集 ①

東日本大震災から1年、遅々として進まない復興。全国で脱原発運動が高まっている中、関西でも関西電力・大飯原発再稼働反対など〝脱・原発〟に向けて集会やデモ行動が予定されている。

 

原発いらない!3・11福島県民集会 3単産としての脱原発行動

● 今、何が必要か
3月10日と11日の2日間、三単産の脱原発の取り組みとして「原発いらない!3・11福島県民集会」に参加した。
観客席を埋め尽くす人々が集まった


福島原発事故を機に労働組合として、何をすべきかをテーマに3単産の労組間で意見交換が行われた。

原発の事故 - 予期できた事案
大震災は、自然災害だったが、福島第一原発の事故は、予期して止められたのではないだろうか。国策として進められてきた原子力エネルギーの推進によって多くの国民が被害にあっている。なぜ、この様なことになる前に止められなかったのかを今一度、振り返って考える必要がある。

今回の原発事故は、署名活動や集会で容易に止められるものではない。労働組合が、日々取り組んでいる階級闘争に勝利する事こそが一番の近道だと考えられる。なぜなら、原子力を推進しているのは階級的に見れば、一部の権力者が利益を得るためだからだ。

アメリカに追随した日本政府と一部の者だけが得をする利権構造に対して、気づく必要がある。労働組合・市民団体・国民は、この利権について自覚し問題意識をもつ必要があるのではないだろうか。

この集会に参加して階級性を持つことの重要性を再度、痛感することができた。 
原発廃止を実現することは、同時に階級闘争に勝利する事だと再度認識しなければならない。労働組合はもちろん、すべての労働者、民衆が団結して進めていかなければならない課題だと考える。

労働組合として、生活の安定、社会的地位向上を基本に運動を進めていくのは当然だが、組合員のみならず、弱い立場である労働者や民衆の代弁者になり、社会運動を拡大させていく必要がある。

最後に、東日本大震災で被害にあった方、亡くなられた方に対してあらためて哀悼の意を表します。

連帯ユニオン議員ネット