連帯ユニオン 近畿地方本部 関西地区生コン支部 近畿地区トラック支部 近畿セメント支部 労働相談-ホットライン
 1983年、生コン支部にかけられた激しい権力弾圧と組織分裂との闘いのなかで、「婦人クラブ」が誕生しました。いくらお父らやん組合員のがんばりがあったとしても、厳しい状況のなかでは家庭の支えが何よりも必要です。そうしたとき、家庭を守る女性同士が励まし合い、労働組合の活動を学び、理解を深めて支持・支援することが求められていることから、家族が結集できる組織として結成し、以来26年の歳月が経過しました。

 活動目的は二つあります。一つ目は、組合員の家族など一番身近な人々に組合運動や社会問題に対する理解を広ゆることです。そのために、家庭・職場内の悩みや疑問を出し合ったり、労働運動や社会問題に関する学習会を開いたり、スポーツやレジャーなどを通じてコミュニケーションを図ったりしています。
二つ目は、女性がおかれている社会的状況を理解し、地位向上をはかることです。そのために、各ブロックと交流したり、学習を行ったりしています。
   
●家族の支えと協力を組合発展の力にかえた 労働組合は組合員とその家族の生活を守っている。組合員は仕事や組合運動に励むが、家族の理解七支えがなければ運動をつっけることはとても難しい。そこで、家族が組合運動について理解を深め、組合員を支えることが組合の強化・発展にとって不可欠。実際に婦人クラブとして旺盛に活動しているのは限られた期間だが、その活動意義や可能性は計り知れない。
●女姓労働者の要求を組合運動に反映した女性も、男性と同じ労働者。雇用と生活を守るため、労働組合に組織され団結して運動の一翼を担う存在。しかし、労働組合の多くは男性中心に構成・運営されている。運動発展のために、組合運営に女性組合員の声を反映し、女性労働者の要求を取り上げる必要がある。婦人クラブ=女性部の活動は、この点においても大きく貢献した。

 

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