名古屋ブロック　前回の続報　　

争議行動と結合した組織拡大に成功
裁判・労働委員会・宣伝行動と争議を闘う運送分会に、今年10月、静岡の事業所で働く７名の仲間が加わりました。

これで運送分会は25名を超える大型分会に拡大。彼らは、社長の経営を投げ出す様な態度に、会社ではなく組合を選択したのです。

加入した7名の内、6名の方は、自動車部品メーカーの貨物を配送しています、もう一人の方は、ミネラルウォーターを配送しています。

　　　富士山のふもと7名が組織拡大

佐藤(仮名)さんたちは、高圧的な社長の態度、不明瞭すぎる給与明細、将来が見えない会社の経営に不満を感じていました。
そんな時、この運送会社の本社で仲間たちが組合を立ち上げて闘っていると聞き、連絡をとって連帯ユニオンへの加入を決めたのです。

●　トラック業界で未払賃金が横行　●　
トラック業界では、未払い賃金隠しが横行しています。組合員らの賃金は時間に関係なく１運行あたりの金額が決まり、その合計が賃金総額です。実質的な残業代は払われていません。
しかし、給与明細では基本給・家族手当・残業手当などへ勝手に振り分けられます。団交で会社側の社労士は「基本給が違う人でも同じ仕事をすれば賃金総額は同じになる」と給与明細のデタラメを認めました。