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取組み急ピッチ!仲間が増えた 組織拡大へ
 
今月も新しい仲間の加入報告がありました。権利獲得に向けて立ち上がった私たちの同志が頑張っている嬉しい知らせが届いています。 北大阪Aブロックから2社、和歌山ブロックからも2社、名古屋ブロックからも1分会10名の公然化の報告がありました。

共に働く仲間の地位向上を

生コン支部新年初出の日、兵庫県の生コン会社の専属輸送会社で働く、佐藤さん(仮名)が連帯労組に加入しました。1月6日、労働組合が結成されたことを会社と元請け業者である生コン会社に通知し、公然化しました。
佐藤さんが組合結成を決心したのは、入社して4年近く経っても、いっこうに労働条件が改善されないことに疑問を持ったからです。 佐藤さんの就労形態は日々雇用の手帳を活用したままの状態です。そして、朝6時半には生コン会社に出社して工場内の清掃を行います。さらに作業終了は最終の出荷に出たミキサー車がプラントに帰ってくるまでとなっており、夜遅くまで待ち続けて何時の退社になろうとも、その間の残業代は支払われません。
協組員外社(アウト)の生コン工場の特徴である、過積載や袋洗浄などの〝過剰サービス〟を強いられることは当たり前。その負担は常に下請けの専属輸送労働者が受けていることから、佐藤さんは職場の改善や下請けで働く従業員の「地位向上を目指さなくてはならない」と感じたそうです。
生コン会社の所在地である兵庫県周辺は、イン・アウトを問わず生コン工場が乱立する地域で、過当な競争が行われている中心地域でもあります。このことから、周辺工場の労働者は競争の犠牲を負いやすくなっています。そんな地域の状況を変えていくためにも、佐藤さんの組合結成は大きな役割を果たすものと期待しています。

くさりNO.742より

連帯ユニオン議員ネット