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委託清掃業3分会


★ 連帯労組で権利侵害と闘う
身も心もボロボロにされたまま苦闘する、労働の仲間達がいる。
だが彼らは、もうすぐ我われの隊列に加わるだろう。安心できる職場を求め…、「宝」である家族のため…、何より個人の存在をかけ…。いま、闘いを決意した仲間達が、多くの職場から合流しつつある。

家族の将来のために
真新しい腕章を巻き意気軒昂

 
市委託で産業廃棄物収集運搬業を営む会社の分会組合員鈴木さん(仮名)

 
 
10月5日、市委託で産業廃棄物収集運搬業を営む会社の鈴木さん(仮名)が公然化、関生支部の分会としてスタートを切った。
他労組で労働条件の向上をめざして組合活動をしてきたが、会社と分会長との癒着から分会がとん挫し、関生支部の組合員である父親の勧めもあって組織移行の道を選んだ。
この環境を変えるため他労組から、関生支部を選んだのは鈴木さんだけである。公然化直前には会社にある自分のロッカーが何者かに荒らされるという不穏な事件が起こり、本人も体調を崩す等心配されたが、ブロック会議には早くも腕章を着用し、元気な姿を見せた。
 
会社は現在に至るまで鈴木さんに就業規則すら開示しておらず、賃金形態や未払いとなっている残業代の有無が把握しきれていない。また、今年の夏季一時金で「市からの委託料金の入金が遅れている」等と信じがたい理由で例年より遅配した。
これに関しては公然化前に市から支出命令書・復命書を開示することで会社のウソが証明される等、労働者に対する権利侵害は挙げればキリがない。
会社は、他労組でも組合が抗議行動を起こさないと団体交渉には応じない不誠実な姿勢を見せていたというが、今回、どのような対応を会社がするのかが注目される。公然化に伴う第1回団体交渉の申し入れに対し、会社は応じる構えを見せてはいるが、経営者の「体調不良」を原因として未だ実現していない。
 
前途多難に見える分会だが、鈴木さんは「連帯労組が力強いのは以前から知っていました。労働者として、当たり前の権利を勝ち取るために連帯労組に加盟したので、自分と家族の将来の為、勝利するまでがんばって闘います」と力強く決意を語った。

 

くさりNO.739より

連帯ユニオン議員ネット