2月5日、エルおおさか南館で近畿地本4支部合同春闘幹部学校が行われた。学習会には地本傘下4支部の組合員が結集。熱気をあふれる学習会となった。
学習会は、近畿地本・西山書記長の司会で開会。主催者である近畿地本・垣沼委員長は「元日に発生した能登半島沖地震にふれ、これまでも大きな地震が予想されてきた。南海トラフ地震発生の危険性が高まってきている。現政権は、震災のつど「想定外」といった言葉で問題を先送りにしている。ロシアによる侵略戦争は長期化し一般市民などの犠牲者が増えている。戦争の影響もあって物価高騰が止まらない。そんななか自民党安倍派閥の政治資金パーティー裏金事件が発覚。支持率が過去最低にまで下がっている。今春闘においては、岸田政権が財界に賃上げを要請しているが、労働組合として要求実現のために闘い24春闘を勝ち取ろう」と挨拶した。
働き方改革法案で残業時間に制限
次に関生支部・湯川委員長が「24春闘と今後の闘い」をテーマに講演。湯川委員長は「2024年問題がクローズアップされているが労働者のことを考えていない。労働者の大半が中小企業で働いている。現在の賃金体系は残業代を含む賃金で生活ベースができている。それなのに働き方改革法案により労働時間に上限が課されると生活は成り立たたなくなる。特に物流・運送業や建設事業がそのあおりを受けることは明白である。労働者のための法改正と謳っているが、労働者の首を絞めることになっている。そのことに気づいていない。国民はこの状況におかれても怒りさえ持たず、感情を失っている。
生コン産業では、生コン価格の上昇が続いている。配合が良い生コンなどはなおさらである。今の生コン価格で試算すれば、もっと賃金が上がらなくてはならない。労働者の労働単価を計算して要求していかなければならない。
現在、他産業の労働者がゼネラル支部に相談に来ている。現在のゼネラル支部の組織づくりに力を注ぐことで組織の水準が上がる。他産業での組織化進めていこう」と述べた。
各支部が団結して魅力のある組織に
最後に、ゼネラル支部と関生支部が合同で取り組み交渉と行動で理想的な早期解決をした争議を紹介した。
各支部から今春闘における統一要求内容や重点課題などの報告を受けた。
トラック支部・広瀬委員長は「関生支部の力を借りることでこれまで組織を盛り上げてこれた。これからももっとトラック支部、ゼネラル支部も一体となって魅力ある組織にしていこう」と学習会をまとめた。
最後に団結ガンバローを参加者全員で唱和し学習会は終了した。
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