集会が開催される前段で、アカリトバリさんの歌が披露され会場が和やかな雰囲気に包まれました。
集会は、大阪憲法会議・協同センターの丹羽徹さんが「この3年間、コロナ感染拡大により多くの人たちが結集することが困難だったが、4年ぶりにこれだけの集会が開催できた。しかし、この4年の間に、安倍・菅・岸田と引き継がれている政権は、憲法を蔑ろにし、日本を戦争のできる国へとしようとしている。また、現在の岸田政権は5月中旬に開催するG7広島サミットで世界平和を呼びかけると言いながら、必死に生活する人々の生活格差の拡大を放置したうえ、民主主義を無視し軍拡に走り市民への負担を増やそうとしている。我々は、軍拡よりも市民の暮らしを守り、平和で安全な社会の構築を目指し憲法9条を守るため、今日5月3日の憲法記念日にこのことを呼びかけていく」と開会の挨拶を行いました。
専守防衛とは、何か
次に、新外交イニシアティブ代表のでもある猿田佐世弁護士が「現在、東アジアの軍拡競争が進み、日本も急速な軍拡により世界第5位の軍事大国になってしまった。戦争はやるのではなく止めなくてはならない。岸田首相は、有事においての自衛隊の専守防衛をねじ曲げ、先制敵基地ミサイル攻撃を容認しようとしている。この敵基地ミサイル攻撃は国際法違反で憲法9条に抵触する。
東京にある大学の教授が台湾有事について学生に尋ねると、多くの学生が有事というものを知らなかった。また、政府も若者に有事というものを伝えようとはしない。このままでは20年後には平和運動が無くなってしまうかもしれない。平和憲法を守るには皆の勇気が必要だ」と呼びかけました。
続いて市民アピール・政党アピールのあと、集会参加者全員で「大軍拡・大増税NO!」「いかそう9条!」「カジノよりいのち・くらし!ウクライナに平和を!」「東アジアの平和を!辺野古に新基地いらない!」「南西諸島にミサイル基地をつくるな!」「核のない世界へ!」とメインコールを唱和。集会終了後、三つのコースに分かれデモ行進が行われた。ゴールデンウィークで賑わう街中で、多くの人たちに「戦争反対!平和憲法を皆で守ろう!」などを呼びかけました。
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