命を守る闘いに参加共闘する
53回目を迎える釜ヶ崎越冬闘争に参加しました。
釜ヶ崎越冬闘争は、1970年から始まったもので、年末で仕事がなく、行政機関が一斉に休みに入ると、釜ヶ崎では多くの日々雇用労働者がドヤ(簡易宿所)から路上に放り出される事態が生じました。
このような状況に有志たちが立ち上がり「釜ヶ崎越冬対策実行委員会」を結成。炊き出しや集団野営などに取り組んでいます。そこには課題もいろいろあります。
継続した取り組みで労働者の命を守る
75年には公園のテント村を大阪市が行政代執行。78年には釜ヶ崎にある3つの公園が全面封鎖されたこともありました。このような課題に取り組みながら、越冬闘争は一度も途切れることなく続いています。
現在、釜ヶ崎だけではなく梅田、難波、日本橋、天王寺など大阪市全域で取り組まれています。そのような取り組みが行われているなか、12年12月に大阪駅高架下で路上生活をしていた労働者が、何者かに襲われ死亡するといった痛ましい事件も起きています。また毎年一人の割合で凍死しているというデータもありますが、年々減少傾向にあるといわれており、いかに越冬闘争の取り組みが大切なのかを感じました。
自分が参加したのは釜ヶ崎地区内の人民・医療パトロールという取り組みで、路上生活者にお弁当や、毛布、使い捨てカイロを手渡しました。
この運動に共闘し路上生活者ゼロに
21年に「あいりん総合センター」が閉鎖され、敷地内で生活していた労働者が大阪市から立ち退きを求められたていた2審の判決が12月14日、1審同様立ち退き命令が言い渡されましたが、強制退去の仮執行は認められませんでした。労働者側の代理人は上告する考えを示しています。
大阪市は路上生活者のためのシェルターなどを設営していますが、しっかりとした住居を提供し、路上生活者ゼロの市、町にしていかなくてはならない。そのためにはこの釜ヶ崎越冬闘争に共闘し運動で勝ち取っていかなければならないと感じました。今後も参加して協力したいと思います。
釜ヶ崎 - Wikipedia
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