原発反対して46年
冒頭で原発銀座の福井から宮下正一さんがアピール。私は1976年当時から、「もうこれ以上、原発はいらない」とスローガンを掲げ活動していた。
特権階級のための原発。1着50万と言われているスーツ(本当は150万といわれていた)を賄賂として提供するなど、福井県高浜町を舞台とした関西電力幹部への「原発マネー」還流は当時から問題視されていた。
しかし、漁業や民宿を商いとしていた町では、原発関連作業員の民宿として利用されるなど利害関係があり「原発のドン」といわれていた森山氏を悪くいう人はいなかった。現在そのことを告発し闘っているとアピールした。
被災者を襲う差別
続いての講談は神田香織さんの「ローマ教皇との運命の出会い」。講演のなかで「原発事故で避難した少年の思い」という話は非常に印象に残った。3・11の時、避難した人たちや少年の苦悩を描いた講談であった。当時8歳の少年が原発避難から東京で10年間生活し、いじめや差別を受けるなど被災以外の苦悩の日々。国や専門家は大丈夫だというが、子どもがしんどいと言い出してはじめて被爆だということがわかった。
避難して1ヵ月で子供の体調は治るが、国に騒ぐと「風評被害になる」といわれる。放射能は見えない。しかし、日本国内の問題。コロナも見えない。しかし、世界的な問題。この対応の違いを理解し暴露していくことを私たちも考えなくてはならない。
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