沖縄現地学習 ― 南大阪平和人権連帯会議
6月4日から6日にかけて南大阪平和人権連帯会議の沖縄現地学習訪問が行われた。昨年はコロナ禍のため中止になったが、今年は沖縄問題を風化させないためにも決行した。今回の訪問団は、全日建で4名。全港湾3名、港合同1名、総連2名の計10名。事前にPCR検査を全員行い、現地では抗原検査を毎日することで対策を万全に行い沖縄に乗り込んだ。 沖縄に台風も接近しているなか、団長の全港湾大阪支部小林委員長がコーディネートした強行スケジュールでの訪問団となった。
ゲート前の警備員の反応
現地当日は、キャンプシュアブゲート前に行き、監視隊に挨拶した。我々が到着するや否や警備員が一斉に隊列を整えだしあわただしく動き出した。この警備会社は、東京では労働組合を弾圧している悪徳企業である。運動を敵視した業務命令を警備員たちに指示しているのかががよく解った。
その後、辺野古の埋め立て現状をグラスボートに乗って視察。個人的には一年ぶりに海からの状況を見たが埋め立て工事が違法に進められている実態を広く知らせなくてはならないと感じさせられた。
島民の力で返還へ
次の日は、現地学習は初めてになる伊江島である。
まず、団結道場を見学した。団結道場は、米統治下の沖縄全県下で「土地収用令」を公布して、沖縄全県下で農民の土地を接収した。伊江村で土地返還を求める闘いの後継者育成を目的として建設された。外壁には米軍へのメッセージや、平和を創った偉人の名前が書かれていた。
また、伊江島補助飛行場(米海軍飛行場・演習場)の状況を視察した。
最後に「命どぅ宝の家」でおばぁから戦後の島の話を聞いた。「伊江島は沖縄戦の縮図」と言い、島の70%を米軍に収用されていたが現在は35%まで回復したと話した。我々の運動にも結び付く話が聞けた。
最終日は、「ひめゆりの塔」「平和の礎」を見学。現在、コロナ禍の状況もあり、「ひめゆりの塔」の運営状況が非常にひっ迫しているので全国カンパも呼びかけていた。また、嘉数高台公園へ行き普天間基地を見学した。
久しぶりにいろいろな経験ができた訪問であった。
最終日(6日)は、沖縄意見広告運動が沖縄タイムス・琉球新報の両紙に掲載されていた。改めて沖縄現地の取り組みと連帯してこの沖縄の問題を広げなくてはならないと感じさせられた。
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