2月12日、港合同田中機械支部ホールで日朝友好(西・港・大正)新春のつどいが開催された。当初は、例年のとおり港区民センターで華やかに朝鮮料理を囲み、大阪朝鮮歌舞団の歌や踊りの披露を行う予定でしたが、コロナ感染拡大防止の緊急事態宣言が出されたため急遽、港合同田中機械支部ホールでの開催となった。
日朝友好の運動をさらに広げる
港合同中村さんの司会で始まり、実行委員会を代表して全港湾大阪支部小林委員長が、コロナ禍のなかで本集会を開催できたことは有意義のあることだと述べられ、日朝友好運動をさらに広げようと挨拶された。来賓は、アプロハムケ共同代表大野進さん、朝鮮総聯大阪府本部副委員長金政義さんが参加された。
基調講演は、朝鮮総聯大阪府本部・宣伝文化部長の崔権一(チェゴニル)さんから〝朝日友好の深度と課題〟について提起があった。
最初に、大阪朝高ラクビー部が全国大会でベスト8に勝ち進んだ快挙の意味するものは何か。準決勝の相手側は桐蔭高校で強豪校だった。部員数は朝高の10倍を抱え練習量も半端ではない。そこに最後まで果敢に挑んだ朝高ラクビー部員の努力に敬意を表したい。
戦争できる国へ進んでいる日本
今の日本は、どこにいるのか。安倍政権は、戦後レジュームからの脱却と戦争体制の確立に向けて平和憲法を蔑ろにする法律を次々に成立させた(集団的自衛権の行使容認、教育基本法改悪、特定秘密保護法制定、共謀罪施行など)。
戦争体制を完成させるには、①仮想敵国づくり(中国、朝鮮民主主義人民共和国)、②国民動員、統合(朝鮮人に日本化を強制する、外国人の存在を否定)、③過去罪悪の隠滅(慰安婦の改ざん、植民地時代の悪行を無いものに)、④反戦平和、進歩勢力の排除(高校無償化から排除、労働組合に反社会勢力のレッテルを貼る)を進めている。
これに対抗するには、今こそ「朝日友好の輪」を、まずは、「幼保無償化」運動に総力をと呼び掛けた。
最後に、アプロハムケアピールと共同アピールを採択し、南大阪朝鮮初級学校への支援金贈呈を行い、アプロハムケ三唱して集いを終了した。
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