STOP!辺野古新基地建設!大阪アクション
8月22日、PLP会館でSTOP!辺野古新基地建設!大阪アクション7周年集会が開催された。当日は、コロナ禍のなか全国を飛び回り訴え続ける沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の代表、具志堅隆松さんの講演を柱に行われた。
計画中止を訴える犠牲者遺族の願い
具志堅さんはマスコミでも報道されている通り、敗戦記念日(終戦)に合わせて東京千代田区の日本武道館前でハンガーストライキを行った。
これは、政府の全国戦没者追悼式への出席者や靖国神社に参拝する戦没者遺族に対し、戦没者の遺骨が眠る沖縄本島南部地域の土砂を辺野古新基地建設の埋め立てに使う計画を中止してもらうよう訴えるハンストだ。
今年の3月にも沖縄県庁前でハンストに入った具志堅さんは「犠牲になった遺族の人たちが支援に来てくれた」と語った。また「当時、戦地から逃げるためほとんどの人は海から逃げた。しかし、泳げない父は陸経由で逃げ戦死した。その泳げない父の遺骨を辺野古の海の埋め立てに使うことなどやめてほしい」とおばぁは切実に訴えていたと話した。
遺骨を含んだ土砂-国の政策で犠牲
その遺骨が国の政策で辺野古の海に放り込まれようとしていることを本土の人たちにも知ってもらい、わかってもらいたい思いからいろいろな取り組みをしている。そのひとつが、昨年8月には厚労省が戦没者の遺骨をDNA鑑定をして、鑑定で身元が分かった戦没者の遺骨を遺族の元に返していくという作業が始まったことが紹介された。
遺骨問題を全国に広げる運動
その後、全国の都道府県の議会に対して、この遺骨問題を議会から国にあげてもらうよう要請行動を取り組んだ。このことを全国に広げていきたいと語った。
そもそも、現場視察の要請を行い防衛省は「まだ使うこと(埋め立てに)は決まっていない」、「内部で共有したい」とお決まりの回答をしている。戦没者の遺骨があることを知っているのか。国は、人の道に外れていると思った。
具志堅さんは、遺骨が眠る土砂を絶対に辺野古の埋立には使わせない。なぜ遺骨の収集を行うのか、それは身元の特定につなげていきたいからだと言う。
国に要請
那覇市のマカビ地域は、激戦地であり戦没者の遺骨も多い。そのことから遺族は一刻も早く身内の遺骨が家族のもとに帰ってきてほしいと望んでいる。
今もなお続く辺野古新基地建設。基地建設で使われる土砂の採石業者に対して当初は、「土砂を取らないでほしい」と言いにくかった。それはその人(業者)たちの仕事だから、そこで業者ではなく国に対して思いをぶつけようと考えて要請していくようになった。
その後集会では、海は生命で基地は命を奪うもの!遺骨で辺野古を埋めるな!見直せ日米地位協定!などを確認し集会を終え大阪市内のデモに繰り出した。
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