12月4日、大阪・梅田にあるS電気大阪支店前には、おおさかユニオンネットワークに加盟する労働組合の組合員たちが結集。閑静なオフィス街に怒りのシュプレヒコールが轟いた。
偽装解散は許さないぞ!
S電気は、2020年7月、子会社である韓国サンケンを解散すると決定。同日、これを同社のホームページ上で発表した。突然の知らせを受け、韓国サンケンの労働者で組織する韓国サンケン労組は会社前にテントを張り、「会社解散の撤回」を求めて座り込み闘争を開始。そして、日本でも、韓国の仲間の闘いを支援するため、「韓国サンケン労組と連帯する埼玉市民の会」「韓国サンケン労組を支援する会」を結成し、本社前での抗議行動などをスタートさせた。12月4日の大阪での行動も、こうした全国的な支援闘争の一環として取り組まれた。
◆ 労働組合潰しが目的 ◆
今回の、S電気による「韓国サンケン解散」の目的は、あからさまな労働組合潰しであり、本社が長期にわたって計画を練った「偽装解散」に他ならない。
1996年、韓国サンケン労組は所属上部団体を韓国労組から民主労総へと転換。これを機に、会社側は、あの手この手の労働組合潰し策を実行してきた。そして、本社は、意図的に韓国サンケンを経営困難な状況に追い込み、「会社解散」を決定。しかも、本社は、コロナ禍で韓国サンケン労組が日本への遠征闘争ができないこのタイミングを「好機」としてこれを行ってきたのだ。
◆ 労働組合敵視姿勢 ◆
この日、労組側代表団が抗議申し入れ書を手交したい旨をS電気大阪支店に伝えたが、同支店は直接的な受け取りを拒否。労組側は、あくまで労組の存在を認めようとせず、労組敵視姿勢を崩そうとしない会社の姿勢を強く糾弾。シュプレヒコールを上げ、抗議の意志を表明した。
おおさかユニオンネットワークでは今後、韓国サンケン労組への支援体制を強化するとともに様々な取り組みを展開する。
S電気株式会社.(仮名)は、日本の電気機器会社で上場企業。 電源メーカーとして、著明である。 |
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