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ほんまやばいでTPP講演会

9月16日、エルおおさかで『自由なき自由貿易協定の行き着く先はほんまやばいでTPP講演会(ほんまやばいでTPP実行委員会主催)』が開催された
 

浜矩子さんTPPを分析する講演会今国会で安倍政権による戦争法案制定の動きと平行してTPP(環太平洋経済連携協定)の合意に向けた動きが見え隠れしている。今年4月にフィリピンがTPP協議から離脱し、対中国政策として日米がアジア支配を強めることは明らかになってきている。そのなか、浜矩子さん(同志社大学大学院教授)が違う観点からTPPを分析する講演会が開催され、総勢200名余りの参加者が集まった。

 

      アベが進める政策で日本の社会が崩壊

冒頭に浜矩子さんは〝TPP〟ではなく〝TYP〟であると指摘し、その内容を説明した。TPP(トランスパシフィックパートナーシップ)の正体はTYP(トッテモ・ヤバイパートナーシップ)と表現した。そして、この本質は自由貿易協定といいながら地域限定、相手特定の排他的貿易協定である。これがほんとうにやばいシステムであり仲間に入らなければ排除するシステムだと批判した。
  TPPの本質を分かりやすく説明


そして政治と経済を一体化させる安倍の政治が、「アベノミクス」であり、豊かな者がより豊かになるためのものであるとし、弱者切り捨て、富国強兵の戦前回帰だと断罪して、TPPは「トータリーピースフルパートナーシップ」地球的平和のパートナーシップとして動かしていかなくてはならず、「傾ける耳」「涙する目」「さしのべる手」を持たない安倍政権を批判し講演を終えられた。 独裁者の行う制度の本質を見極める力と能力を持たなければ、安倍政権により日本社会が本当に崩壊していくことになる。このTPPに対しての反対運動も戦争法案同様広げていかなくてはならないと確信した講演会であった。

連帯ユニオン議員ネット