７月25日から28日の間、服部前衆議院議員を団長として17名の大阪の団が韓国を訪問した。到着後に、東京の日韓民衆連帯ネット・平和フォーラム（東京・名古屋）・沖縄からは安次富さんを団長に総勢47名のメンバーでの韓国訪問となった。
　
平和協定実現に向け国際集会をおこなう
今回の訪韓では国際共同事業大阪実行委員会から韓国に代表団を派遣。そのほかにも朝鮮民主主義人民共和国へも訪韓団が訪れ、南と北から朝鮮戦争停戦協定締結60年を記念して７月27日開催された式典・集会が行われました。

実行委員会では、事前に大阪での韓国進歩連帯オ・ジョンヨル議長を招いての講演会、そして反戦国際共同平和行進を行うなど、60周年事業に向けて日本でも国際連帯の一環としての取り組みを行ってきた。

民族統一の弊害は米国
７月26日には、ソウル女性プラザで国際会議が行われ、参加した世界各国から発言があった。日本からは服部前衆議院議員が報告。日本・アメリカ・中国・韓国によるパネルディスカッションも行われた。各国の共通点は、共和国と韓国の間で平和協定を結ぶには、アメリカ軍の韓国からの撤退が必要であると言う点が共通。全体で確認した。

国際連帯共同行動で北東アジアの平和を

７月27日早朝より、ＤＭＺ（イムジン閣・都羅山展望台・都羅山駅など）を見学し、龍山米軍基地横で平和大行進を行った。米軍基地横をデモ隊が通過する際「平和協定を実現せよ」と書かれたプラカードを米軍基地の壁に貼り付けた。韓国警察がそれらを必死に剥がすという攻防もあった。

デモ終了後は、戦争記念館横の公園で市民集会を行った。その後、夕方にソウル市庁前広場に移動。民衆２万人超の大集会は、日付が変わるまで続けられた。

最終日、日韓双方で総括会議を行い、「今後も日韓連帯の恒常的なネットワークをつくり、運動を共に作っていこう」とハン・チュンモク韓国進歩連帯共同代表が提起。日本側も今回の訪韓をきっかけに、今後、東京・大阪・名古屋・沖縄などのメンバーを中心に国際的なネットワークの構築に向けた議論を進めていくことになった。