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部落解放青年共闘合宿レポート

8月31日~9月1日、部落解放青年共闘合宿に青年女性部三役と京津ブロック青年女性部が参加。ツラッティ千本の見学、狭山事件の学習、グループ討議などを行いました。

■ 京津ブロック・青年女性部のAさん、Hさんの2名からの参加報告です。 


8月31日~9月1日の2日間、部落解放青年共闘合宿に京津ブロック青年女性部から二名で参加をしました。一日目は、京都市北区にあるツラッティ千本という施設で、被差別部落の歴史や現状を学習した後、同じく北区にある部落解放センターに移動し、組織報告と狭山事件について学習しました。
 
近年では、隣家の住人の顔も知らない世帯もある様ですが、千本地域の人々の近所付き合いや地域のつながり、温かみを感じる事ができました。様々な部落差別問題が取り上げられる中で、印象で言うとあまり良くないマイナス面ばかりが伝えられる事が多々ありますが、こういった面も伝えていくのも大切である事を実感しました。
 
狭山事件については、事件の名前を聞いた事がある程度だったのですが、検察の匙加減(*)によって作られる事件や冤罪の理不尽さを改めて認識しました。

2日目は、部分解放センターにおいて各組織報告と、部分解放青年共闘の今後の取り組み等について、4グループに分かれてグループ討議を行い、今後、我々労働組合が人権や差別問題について発信すべき問題や、今後の取り組みついて議論をしました。
 
人権・差別問題に対して、自分も含めて関心の低い人が多いのが現状です。今後は過去の出来事を風化させる事のない様、また現在も根強く残る差別問題をなくしていく為にはどんな事ができるのかを、青年層が中心となって横のつながりを広げて取り組んで行かねばならない事を学習・認識する良い機会でした。貴重な体験が出来ました。
また機会があれば参加したいと思います。

(*)匙加減 さじかげん 本来は、さじに物を盛る加減を言う。故意に扱いを強める、あるいは弱めること。

(京津ブロック・青年女性部 A)  
     


 
8月31日~9月1日の2日間、部落解放青年共闘合宿に参加しました。
私達全日建の青年女性部4名の他に、解放同盟、NTT、自治労、大阪教組、水労等の団体の青年部の方々が集まりました。

1日目は京都市北区にある「ツラッティ千本」という、千本地域の歴史や同和問題・人権問題等を学ぶ施設での見学・学習でした。千本地域の歴史年表や町並みの模型、古地図等、昔からの歴史を感じる物が多数あり、自分が普段通っている地域の歴史について初めて知ることが多く、非常に興味深かったです。

この後、京都府部落解放センターに移動し、1963年5月に埼玉県狭山市で起きた「狭山事件」についての学習をしました。容疑者が被差別部落の出身であったことから部落差別との関係が問われ大々的に取り扱われた事件でしたが、改めて部落差別というものを痛感しました。
1日目の学習を終わり、夕食は懇親会の形で参加者全員で食事をし、他団体の方々と親睦を図り、終わりました。
 
2日目は組織報告とグループ討議でした。組織報告では各団体の紹介や活動の報告を受けました。グループ討議では、各団体メンバー混合で4班に分かれて、1日目の研修の事や次回の研修について意見を出し合い、各グループ毎に発表しました。
今回、この合宿に参加して感じたのは、自分自身この合宿に参加していなかったら、差別問題や人権問題にちゃんと向き合っていなかったかも知れないということです。その意味では、この問題に対して改めて勉強して知っていかなければならない事だと認識させて頂いた研修でした。また、自分が知らなかった他団体の方々と関われることができて、色々な話や考え方等を聞き、勉強させて頂きました。

今後また、この様な機会があればまた参加して 、勉強させて頂こうと思いました。
(京津ブロック・青年女性部 H)


ツラッティ千本 ホームージ

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