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トラック労働者全国交流集会

全日本建設運輸連帯労働組合(連帯ユニオン)トラック労働者全国交流集会が、2013年7月27日から28日、愛知県蒲郡市・蒲郡荘で開催されました。

連帯ユニオンの全国各地には、約70分会のトラック職場、約350名の組合員が結集しています。今回の全国交流集会には各支部から代表として、15分会30名が参加しました。今日のトラック業界や公然化以降の各分会の問題点などについて意見交換をしました。始めの自己紹介で参加者は少し緊張気味でしたが、時間が経つに連れて、活発な討論となり会議時間だけでは足りず、懇親会までに議論が及びました。この交流集会で、全国の仲間と深い交流と団結をはかることが出来ました。

一日目、開会の挨拶として保坂本部副執行委員長(組織担当)が開会挨拶として、トラック労働者全国交流集会の意義を説明しました。

自己紹介に続いて映像「列島3万キロ」を鑑賞しました。これは、九州にある青果配送の過酷な労働条件や長時間労働の実態を、3ヶ月間トラックに乗り込み調査したものです。鑑賞後、映像の感想を討論しました。「公然化前の自分の姿」であるなどの意見が多かったが、組合公然化後に職場環境が改善されていることが感じられました。
しかし、この映像の制作者はトラック協会と某組合です。「トラック労働者の実態をものかなしく伝えることで国や行政が変わるとでも思っているのか」「労働組合はこの実態を改善させることだ」という活動家らしい意見もありました。


中央本部小谷野書記長続いて中央本部小谷野書記長から基調報告があり、1990年物流2法改正からのトラック産業の情勢や、11兆円産業であるトラック物流の現状と課題、トラック産業の成り立ちや規制緩和、TPPの問題、そして今後トラック産業の中で労働組合がどのように関わり、労働条件を引き上げるには何をすべきかなどを討論しました。会議予定時間が終了となったが、議論を懇親会に持ち越すことで1日目の議事を終えました。

 

2日目、トラック職場全国交流集会のまとめと組織内の闘争方針などを確認して、閉会となった。

約20年位前にこのような集会が行われましたが、立ち消えとなっていました。その頃とは比べ組織内のトラック労働者もかなり増加し、現在のトラック産業の厳しい状況を受けて、賃金・労働条件の悪化や高齢化などさまざまな問題を労働組合として、活動家としてどのように関わり、どう改善していくかを議論し実践するため、連帯労組トラック部会発足をも見据え、第2回・第3回と集会を継続することが不可欠である。


参考

列島3万キロ YouTube 長距離トラック運転手の過酷な労働    

連帯ユニオン議員ネット