大田さんはトレーラー、佐藤さんと鈴木さん(ずれも仮名)はトラックの運転手です。3人は2年前に労働組合に加入、当初、労働組合結成に驚いた会社は「事前同意約款」を協定に応じるなど、一定の成果がありました。
しかし、交渉を続けるうちに、裁判も行動もしない労働組合をなめて、交渉をずるずる引き伸ばし、未払残業代すら支払いませんでした。そして、ついに会社は本年8月6日よりトレーラー部門を縮小することを一方的に決め、大田さんさんら組合員だけに自宅待機を命じました。
ここに及んでも「自宅待機の間、アルバイトを認めてもらおう」と言っている労働組合(御用組合)に見切りをつけて、3人は連帯ユニオンへ移行することにしました。
移行した途端に、違い歴然
連帯ユニオンでは、早速未払賃金を労基署に申告して是正勧告させました。さらに、大田さんをトラック乗務へ戻させるという成果を上げています。
その後、9月5日の団体交渉で、定額残業制の賃金交渉に入っています。
くさりNO.762より |