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北Aブロックの仲間と意気投合!沖縄現地学習会に参加

6月9日から11日にかけて、米軍基地撤去運動・沖縄戦の歴史を学ぶ「南大阪平和人権連帯会議・沖縄現地学習会」に参加しました。連帯労組からは、同じ北Aブロックの仲間と私の2名が参加しました。

私は、今回の沖縄現地学習会の話を聞いたとき、「沖縄戦で亡くなった、叔父の墓参りに行きたい。行って陸軍本部の通信兵をしていたという叔父の人生の一端を見てみたい」と思い、真っ先に参加を決意しました。 当日の朝、7団体の代表として参加した14名が伊丹空港に集合し、沖縄に向かって出発。飛行機の故障で、1時間ほど到着が遅れましたが、昼前に那覇空港に無事到着しました。

現地は梅雨のため、あいにくの曇りでしたが、まずは腹ごしらえをと那覇ショッピングセンターで昼食を取り、伝統的な沖縄料理を堪能しました。

沖縄で学んだ真実の姿、反戦への想いより強く
初日、到着時間が遅れたために、残念ながら「首里司令部豪跡」には行けませんでしたが、下地さんという小学校の先生に案内して頂き、アブチラガマ(糸数壕)や韓国人慰霊塔、平和の礎、ひめゆりの塔・平和記念資料館、魂魄の塔に行きました。
2日目は、普天間基地を見学し、大型輸送ヘリコプターが墜落した沖縄国際大学を見ることができました。事故の時、下地さんが現場に駆けつけようとしましたが、米軍と警察が封鎖をして入ることができなかったそうです。普天間基地のすぐ近くに学校や住宅があるのを目の当たりにして、危険と背中合わせの生活であり、こんな危険なところで小さな子どもたちが過ごしているなんて考えられませんでした。

次に訪れた嘉手納基地では、違憲共闘会議議長の有銘さんから、基地と共に生活を強いられている住民の騒音被害について説明がありました。そこでは実際にすさまじい爆音を聞いて「ここには穏やかに過ごす時間はなく、安心して生活していられない」と思いました。 その後、読谷村役場(読谷村ホームページ村史バーチャル平和資料館)にある憲法9条の碑や、波平地区の住民85名が集団自決を強いられたチビチリガマを見学。その後、反戦彫刻家の金城実さんのアトリエを表敬訪問しました。

最終日は辺野古「命を守る会」に案内してもらい、キャンプシュワブを見ました。

心からの感謝。仲間の協力で叔父の墓参りへ
沖縄戦の犠牲者の名前を敵味方の別なく刻銘している平和の礎に私の叔父の名前が刻まれています。一緒に行ったみなさんが叔父の名前を一緒に探してくれ、ようやく見つけることができました。さらに、みんなが一緒に献花をしてくれた事が本当に嬉しかったです。



歴史を学び、現在を知り、未来へとつなげる
今回、一番印象に残ったのは、アブチラガマです。そこは自然洞窟であり、戦時中に軍と住民が米軍の攻撃を逃れるために使用した避難壕で、陸軍病院として利用されていました。戦況が悪化し南へと撤退した時には、自力で歩けない重症患者の百数十名に自決用の毒が手渡されたそうです。
ガマの中は暗闇で、奥深く入り天井を見上げると、全ての岩が悲しそうな人の顔に見えて胸が詰まる思いでした。一歩一歩進む毎に、歴史の重さ、戦争の悲惨さ、沖縄の方々の苦しみを心で感じることが出来ました。
戦争体験者の高齢化が進む今、戦争がいかに悲惨で平和がどれほど尊いか、歴史的教訓を次の世代に伝えるために、ガマの保存や戦争経験者の言葉をしっかりと残していくことが重要だと感じました。

今回の沖縄現地学習会で、改めて反戦・反基地の運動の必要性を強く感じました。 またいつか、沖縄に行きたいと思います。基地のない平和で美しい沖縄に・・・。


参考資料

普天間飛行場移設問題  
琉球新報の報道 オスプレイ、安全面で法抵触 民間機なら不可

沖縄平和学習アーカイブ

連帯ユニオン議員ネット