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第17回1・17 追悼・連帯・抗議の集い

1人の被災者も取り残さない!「期間付き借り上げ復興住宅」の「明け渡し→転居」強制を許さない!を掲げ第17回1・17 追悼・連帯・抗議の 集いを神戸市役所前で開催しました。今回は、「阪神・淡路」から17年、「東日本大震災」から10ヶ月が経ちました。歳月を経て心身の疲弊経済的不安は悪化の一途を辿っています。
 
その中、政治・行政の「被災者追い打ち」が強行されています。「借り上げ復興住宅の、明け渡し→転居」強要がそれです。被災十数年、「終の棲家」を追い立てる!これが、日本の政治・行政の本性で実態です。労働者(就中非正規・パート)中小零細商工業者・障害者・高齢者等々、弱い人々の「命・人権・生活」などは、為政者・権力者にとって考えの外であり、僅かにおこばれ恩恵的な「福祉・救済施策」があるに過ぎないことは明らかです。これで良いのでしょうか!許せる事でしょうか!

人々の命の尊厳を賭して、人々が生きられる世を創り出す動きを求める時ではないのでしょうか。17回目の1月17日を、人々が「命と人権、平和」の為に起き上げる出発点にしようではありませんか!このような呼びかけを実行委員会からありました。


当日は、午前5時半から記帳・献花・お線香と展示コーナーと13時半・15時半にはおぜんざいの無料お振る舞いなどがありました。沢山の方が順番に並ばれて暖かい、おぜんざいを美味しく頂いていました。 昼からは、13時よりステージで発言・訴えが始まりました。
プログラム

 まず、部落解放兵庫連合の委員長からあいさつがありました。続いて服部良一さん(衆議院議員)は、国会の党務でこれなかったので秘書の方がメッセージを読み上げました。最後に栗原富夫さん(神戸市議会議員)が今回の 期限付きの借り上げの事を伝えていました。被災した人たちは、当時自分の地域で住めることが出来ず取りあえず神戸市として”期限は絶対的なものでない。住居被災者に迷惑は掛けない”と説明され、一も二も無く申し込み入居した中、新しい生活に慣れるまで大変な思いがありました。
 
やっと時間がかかりましたが、地域の人たちと溶け込んできた矢先に借り上げ復興住宅の、明け渡し→転居を強要されています。 表向きは、復興も進んでいますが被災者の思いは、未だ元に戻ることができていない心境を語られていました。今後もみなさまのご理解とご支援をおねがし、最後のあいさつとなりました。そのあとは、いろんな方々の歌やギターなどの催しが夕方までありました。



そして、東遊園地ではメモリアルミニュメント1・17希望の灯りと竹灯(つどい)の場所では、沢山の竹筒がありその中に丸いロウソクを浮かべ点灯します。犠牲になった家族・友人・知人などに向けた想いの言葉が書かれていました。  続いて慰霊と復興のモニュメントでは、地上部分が覆水になっており沢山の花が浮かべてありました。

 
 

地下に下りると地上の噴水が見えて神秘的な所に犠牲者の名前を刻まれたプレートがありました。命を亡くされた被災者は、6,434名になっています。



そして今年は、3・11東日本大震災の被災者の方も参加され自分達の想いは神戸と同じ、支え合いながら進んでいこうとメッセージが書かれていました。
1.17想いよりそう3.11のブースやボランティアの活動報告などの展示がされていました。おなじ痛みだから気持ちが伝わり、生きている人たちが絆を深める一日になったと思います。

この大震災で沢山の人たちの生活が変わり大変な日々を過ごして来られたと感じています。今回、集会・現地に出向き改めて大震災での傷跡を再確認でき、今年で17年経ち復興も進みましたが、まだまだ問題があること、そして被災者が一番犠牲なっている状況は今も続いている。 だから1・17と3・11は忘れることはできない出来事なのです。

 

Wikipedia 阪神・淡路大震災

連帯ユニオン議員ネット