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NPA交流訪仏団・報告

民衆にツケを払わせるな ニースでのG20抗議デモ
Anti-G20
 (写真集) 

  

昨年11月、国際労働者シンポジウム「反資本主義左翼への挑戦」が開催された。その成果を踏まえ、本年10月30日~11月6日、関生支部・全港湾大阪支部・関西共同行動などでつくる訪仏団がフランスを訪問。G20抗議行動に参加し、NPA(反資本主義新党)や労働組合との交流・意見交換を行なった。

 

30日深夜、関西国際空港を出発。現地時間31日昼にフランス南東部にある都市・ニースに到着した。
1日、市内の広場で開かれたG20抗議集会に参加。ここでは持参した「アメリカ意見広告(英語版)」を配布した。参加者の反応は非常によく、1500枚を配りきった。
 
その後、2万人がデモに出発。デモ隊が抗議するG20はニースから30キロ離れたカンヌで3日から開かれ、ヨーロッパの財政危機について各国首脳が話し合う。しかし、それは結局各国の労働者・民衆にツケを払わせる国家権力・大資本本位のものでしかない。参加者は「G20は現在の危機で広がる不平等な状況を改めろ!」「金持ちばかりが富を増やすのを止めるべきだ!」などと声を上げながら、ある人はプラカードを持ち、また別のグループは楽器を演奏し、歌を歌い、3時間にわたり市内を練り歩いた。
 
3日、パリに移動した一行は、市内にあるNPAの事務所で意見交換会を開催。NPA顧問格のピエール・ルッセ氏は、社会運動の活動家やそれまで運動に参加しなかった多くの若者が結集して創設された同党の成り立ちや現状・課題、同国の情勢などについて語った。
 
4日、同じく市内の事務所で、SUD(連帯・統一・民主の労働組合)との意見交換会を開催。SUDからは、郵政を担当するエルワン氏、非合法移民労働者担当のブノワ氏が出迎えた。
2人はフランス労働運動の歴史と現状を説明。その中で、闘わない大労組から独立してSUDが組織されたことを報告。そして、中小企業労働者や不安定雇用労働者を積極的に組織していること、組織率は低いが労組の影響力は大きく、ストに入ると未組織労働者も参加することなどを語った。

くさり NO.752より

Anti-G20 (写真集) 

 

連帯ユニオン議員ネット