連帯ユニオン 近畿地方本部 関西地区生コン支部 近畿地区トラック支部 近畿セメント支部 労働相談-ホットライン
YouTube
 文字の大きさ
  現在:
    文字小←  →文字大
  文字サイズ
   

 
『「君が代」強制大阪府条例はいらん!』全国集会

 


 「教育基本条例」「職員基本条例」を許すな!
『「君が代」強制大阪府条例はいらん!』全国集会が9月24日、大阪府大東市立総合文化センターで行われました(主催:「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪全国集会実行委員会)。連帯ユニオンも参加しました。
〝「教育基本条例」「職員基本条例」を許すな!〟をスローガンに行われたこの集会には、全国から教職員や問題意識を持つ市民など762名が参加。会場内外で行われた署名は1万840筆に上りました。

 君が代不起立3回でクビ!の教育基本条例
府施設での国旗の常時掲揚と、府内の公立学校の教職員に「君が代」斉唱時の起立を義務付ける全国初の条例案が6月3日、府議会において可決しました。また、「君が代」斉唱時の不起立を職務命令違反とし、「不起立1回で減給又は戒告、2回で停職とし所属と実名を公表、3回で直ちに免職」という処分規定を含む「教育基本条例案」「職員基本条例案」を9月20日からの大阪府議会に提出することを明らかにしました。 これを受けて『「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪』は全国集会を開催。教職員を中心に「君が代」起立斉唱義務化は「憲法違反だ」と訴えました。
 
集会は13時に開会、最初に開会挨拶と基調報告を主催者事務局代表の方が行いました。
「憲法19条の思想・良心の自由の保障には〝沈黙の自由〟があります。どのような考えを持っているかを、推知せしめない権利であり、歴史認識による思想・信条と結びついた、立つ、立たないの態度決定を迫ることは憲法違反であります。 2009年9月に私たちは大阪高裁で〝君が代を斉唱しない自由も尊重されるべきである〟との判決を勝ち取っています。府議会の決定はこの確定判決からも逸脱しています。
最高裁は1976年、〝教員に対し一方的な理論ないし観念を生徒に教え込むことを強要すると学習指導要領の法的拘束力を失う〟趣旨の判決を出しています。
次々と出された君が代不起立に対する最高裁判決に共通しているのは、思想、良心の自由に対し〝間接的制約となる面があることは否定しがたい〟が、教育上の行事にふさわしい秩序を確保し、式典の円滑な進行を図るという命令の目的などを踏まえれば〝制約には必然性、合理性がある〟とする論理です。

休憩後、『音楽&アピール』ライブがあり、参加者一同で『集会決議』を行いました。最後に「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪事務局から今後の行動提起があり、閉会となりました。
 
この全国集会は「教育基本条例案」「職員基本条例案」に対する、反撃の第一歩となり、全国的な闘いの出発点にもなりました。集会実行委員会は12月末まで解散せず、リーフレット、チラシなどを作り反対の世論を広げて行くとのことです。

 

連帯ユニオン議員ネット