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   第16回1・17 追悼・連帯・抗議の集い
〝1人の被害者も取り残さない!「期間付き借り上げ復興住宅の明け渡し→転居強制を許さない!」の集会〟が1月17日、神戸市役所前で開催されました。

集会はじめに、今回の集いの主旨を実行委員会が説明しました。
「大震災のあの日から16年が経ちました。今年で16回目の1月17日を迎えます。16年の年を経て、地域住民の高齢化は一段と顕著です。時はたち、『期限付きの借り上げ』という変則的な『復興住宅』の『明け渡し→転居』が、神戸市等の当局から居住被災者に強要されつつあります。『期限付きの借り上げ』との案内がチラシに記載してあった事と、財政難とが『明け渡し→転居強要の理由』とのことですが、住民たちは避難所・仮設住宅と過酷な避難生活を続ける中で、やっと落ち着いた『終の住家』でした。しかも入居時に”期限は絶対的なものでない。住居被災者に迷惑は掛けない”と説明され、一も二も無く申し込み入居したのが事実です。なのに当局は〝入居被災者の判断ミス〟と突き放します。これに正当性があると言えるのでしょうか。『震災未だ終わらず、復興未だ成らず』です。みな様のご理解とご支援をねがいます」


当日は、午前5時半から記帳・献花・お線香と11時半・15時にはおぜんざいの無料お振る舞いなどがありました。沢山の方が順番に並ばれて、暖かいおぜんざいを美味しく頂いていました。皆さんから「ありがとう・美味しかった」の声がありました。


昼からは、13時よりステージで発言・訴えが始まりました。
まず、服部良一さん(衆議院議員)から話をされました。続けて栗原富夫さん(神戸市議会議員)が今回の期限付きの借り上げの事を伝えていました。最後に部落解放兵庫連合の委員長からあいさつがありました。そのあと歌やギターなどの催しがありました。


そして、東遊園地では『メモリアルミニュメント1・17希望の灯りと竹灯』の集いが行われていました。ここでは、沢山の竹筒がありこの中に丸いロウソクを浮かべ点灯します。その中には犠牲になった家族・友人・知人などに向けた想いの言葉が書かれていました。 
『慰霊と復興のモニュメント』は、地上部分が覆水になっており、地下に下りると地上の噴水が見えて神秘的な所に犠牲者の名前を刻まれたプレートがありました。
命を亡くされた被災者6,433名と、後に仮設・復興住宅などで亡くなられた方を入れたら膨大な数になります。

私自身も芦屋で被災(全壊)を受けました。当日の事は良く覚えています。子ども達が震えて私の側にしがみついていました。家は古かったので斜めになりとても怖い経験をしました。家は住める状態ではなく、とりあえず実家に避難し仮設が当たるまで半年いました。その後、次々と引っ越しをして最終的に復興住宅に入居でき落ち着きました。
この大震災で沢山の人たちの生活が変わり大変な時期を過ごして来たと感じています。今回、集会の現地に出向き改めて大震災での傷跡を再確認できました。今年で16年経ち復興も進みましたが、まだまだ問題があること、そして被災者が一番犠牲なっている状況は今も続いています。
この日『1・17』は忘れることができない!

   

 

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