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近畿地本・各支部共催 2010新春旗開き
 
太鼓
勇壮に開始の合図を告る
『関生太鼓』
鏡割り ご来賓による鏡割り
ご来賓の皆さまには大変ご多忙のなか、この式典にご出席を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。 また、ご来賓の皆さまには、大変心強いお言葉を頂戴いたしましたことを、合わせてお礼を申し上げます。

 
連帯労組近畿地方本部および各支部共催のもと、『2010新春旗開き』が1月15日、大阪市北区中之島のホテルNCBにて、来賓197名を含む計363名が参集され、盛大に開催した。第1部で各来賓に激励と連帯の言葉を頂いた後、第2部の歓談へと移り、各種催しを行った。今年の旗開きも昨年同様、組織の勢いを感じさせる盛況となった。

乾杯
▲ 乾杯の音頭は和田貞夫・大阪中小企業経営センター理事長

 
両委員長が挨拶

■ 垣沼委員長 春闘勝利の契機に
午後6時すぎ、青年部による恒例の『関生太鼓』が勇壮に開始の合図を告げたのち、垣沼陽輔近畿地本執行委員長が主催者を代表して挨拶。昨年の経済不況と激しい雇用破壊情況を述懐し、その中で一定の利益をあげる大企業には政府からの補助と、下請・労働者に対する理不尽な責任転嫁と犠牲の無理強いがあったと指摘。建設・トラック・セメント産業の中小企業には「存続すら危うい」と警鐘をうち鳴らした。
さらに垣沼委員長は『鳩山政権』に対し、
①雇用問題を含めて日本全体の景気をどの様に上げていくのか
②普天間基地と米軍基地再編(国内に米軍基地はいらない)
③労働者派遣法の改正(派遣先の雇用責任追及)これらの問題について課題を提起。特に③について、「民主党マニフェストでは登録型派遣は原則禁止と言うが、有期雇用で働く労働者については全く制限がない。それから、〝製造業の派遣禁止〟とあるが、法案が決定してから3年かからないとこの法案が施行されない。企業の方はその間、自由に解雇できる。労働者派遣法の抜本改正実現に向け、大阪でも取り組んでいきたい」と語り、「この旗開きを契機に2010春闘の勝利と要求実現をめざして頑張っていきたい」と挨拶した。

■ 武委員長挨拶 敵の攻撃が団結を強くする
続いて、武建一生コン支部執行委員長が挨拶。昨年は、「〝不況に強い労組〟が真価を発揮した一年だったと思います。賃上げにおいても、中小企業運動においても本当に大きな成果をあげてきた」と振り返った。武委員長は、連帯労組が〝不況に強い労組〟と言われる由縁を、「不況で敵の力が弱まること。そして、敵の攻撃が私たちの団結を強く大きくする条件を与えてくれている」と述べ、生コン支部の情況判断・分析力と運動方針に確信を持つことを訴えた。
続けて、米オバマ大統領についてふれ、「戦争を拡大する」「大手資本に公的資金を注入して民衆に犠牲を転嫁する政策を行う」と、昨年の旗開きで分析した通りになった事を報告。そして新政権に対して、①司法改革。〝司法の反動化〟矯正②大企業に対する優遇税制度を改め、中小企業への優遇税制度確立③「コンクリートから人へ」という表現を変え、無駄な公共投資から国民本位の方向へ④大企業の協同組合支配及び介入を法制度で抑制。これら4点を柱とした法整備を提言した。また、武委員長は生コン業界について、「極めて深刻な事態に直面している」とし、①需給調整(工場集約)。②適正価格収受。③大同団結(アウトからインへ)。の〝3点セット〟の実施を追求し、同時に「バラセメント輸送運賃を引き上げる運動が必要」と述べた。
最後に、「今年の春闘は一段と厳しい状況だが、〝不況に強い労組〟としては、チャンス到来とみた方が良いと思う。重点は、賃金制度と雇用制度、福祉制度をそれぞれ産業別に確立すること。そして、環境保全や新技術開発、品質保証システムなどへの予算計上。政治に対しては、労働法制度の改悪と憲法改悪を許さず、更に安保条約の破棄を求める。国労の仲間を支援し、我々自身にかけられている権利侵害に対しても全員一丸となって闘う。そして組織を強く大きくしていくことだ」と年初の決意を語った。

連帯ユニオン議員ネット