連帯ユニオン 近畿地方本部 関西地区生コン支部 近畿地区トラック支部 近畿セメント支部 労働相談-ホットライン
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一人は皆のために、皆は一人のために

 一人は皆のために、皆は一人のために
一丸となって労働相談に取り組んできた結果、声をあげる仲間の輪が猛スピードで拡大しています。相次ぐ相談や加入。集会、行動に、組織の総力が注がれています。各地で闘う仲間のエネルギーを分かち合い、励ましあい、さらなる取り組み強化につなげよう。

 油空圧機器製造会社
自動車の製造機械に使う油空圧機器などを製造する会社(神戸市西区)で働き、2月末の解雇通告を受けた契約社員3名の仲間が2月18日、「分会」を結成、公然化に至った。 同社はここ数年間、空前の利益を上げた会社である。しかし、従業員らになんの説明もなく「大不況」の名のもとに使い捨てライターのごとく労働者を切り捨てた。
同社の契約社員で働く分会長は、09年10月末までの契約だったが、会社から突然解雇通告を受け、同僚2人と関西地区生コン支部に相談して分会を結成。同分会は、有期雇用で契約を更新されてきた契約社員の正社員化や解雇撤回、内部留保金の説明などを求め、会社に対して団体交渉を申し入れた。
同分会の3人の仲間は、同社で働くすべての労働者に対し、会社の一方的で不誠実な対応に声をあげるよう呼びかけ、「解雇通告」を受けている人にあきらめないように呼びかけた。

 専属輸送会社
大阪府南河内郡河南町にある専属輸送会社で働く山本(仮名)さんは約2年もの間、不安定な労働条件のため将来に不安を抱き続けていた。また、社会保険未加入、有給がとれないなど、労基法がまもられていない状況が続いていた。 こうした劣悪な労働条件の改善を求めて、昨年4月に関西地区生コン支部に相談し、そのまま加入。本年1月21日に会社に組合結成を通知し、公然化に至った。
山本(仮名)さんは事前学習に励み、『労働者の権利と義務』『労働組合の必要性』など理解を深めている。

 
 セメント専属輸送会社
兵庫県姫路地区において、主にセメントの専属輸送として、バラセメントや生コンの輸送とサービスステーションの管理をおこなう「運輸会社」で2名の仲間が連帯ユニオンセメント支部を結成。
分会長は「現在、姫路地区においてはパナソニックの液晶工場の建設特需で、一定の仕事が見込まれているが、この工事もあとわずかで終ってしまう。全国的な不況も重なり、大型プロジェクト工事の終了と同時に、姫路地区は閑古鳥が鳴くのは目に見えている。悲惨な状況に陥る前に、労働組合を立ち上げ、自分たちの雇用は自分たちで守らないとという想いで、組合結成を決意した。そんな時、連帯労組の『年間一時金123万円』というビラを見て、大変勇気づけられた。自分たちの権利をしっかり獲得できるのは、連帯労組しかないと確信ししている」と語る。
「運輸会社」では、夜間業務が通常業務の合間にコースに組まれ、ひどい時には午後4時過ぎまで作業し、いったん帰宅後、また夜中の11時に出社し、翌日の夕方までフル稼働でセメントを搬送することもあるそうだ。残業時間が80時間を超える月もあるという。分会は、労働基準法にもとづく労働条件獲得を目指して会社と交渉している。

くさり No719 より

 
連帯ユニオン議員ネット