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キューバ訪問団
関西地区生コン支部柳副執行委員長以下2名がキューバを訪問。

フロリダ マイアミのすぐ下がキューバ  大きな地図で見る



キューバの概略
正式名称 キューバ共和国
Republica de Cuba

1.面積 110,922平方キロメートル
(本州の約半分)

2.人口 1,124万人

3.首都 ハバナ

4.すぐれた医療システム
乳幼児死亡率は米国以下。
平均寿命は先進国並み。
医療費無料。


海辺の風景
キューバ革命50周年記念式典

歴史を感じさせる建築(年代不明)

キューバ訪問レポート

ビバ・キューバ報告

今年、「革命50周年」を迎えた労働者の国キューバ共和国(人口:約1200万人  面積:本州の2分の1)に、私含め3人は全労協結成20周年事業の訪問団の一員(1月24日(土)~2月1日(日))として、参加した。

この団の目的は、労働者(労働組合)との交流とキューバ社会主義を学び、日本での活動に活かしていくことであり、そのことは現地新聞でも掲載されていた。私自身、今回2つの目的を持ちこの訪問団に参加した。1つは、キューバに生コン支部が実践している協同組合運動が組織されているかどうか。もう1つは、キューバ社会主義の中で労働組合がどの様な役割を果たし影響力を持っているのかをこの目でしっかり見定め組織に持ち帰るのが目的であった。

少しここでキューバについて説明すると、キューバ革命(1959年)は、当時の社会主義政権とは関係なく、自国のための独立(自由と平等)革命であり、その後、キューバ社会主義を宣言。イデオロギーや文化的統制のない自由な国で、革命後50年間続いているアメリカの経済封鎖の影響で、経済は混迷しているがカリブ諸島の中では治安がよくて人種差別もなく国民全てが陽気で明るく、元気よく暮らしている。

基本政策は教育と医療の無料化。特に、人口に対する医者の人数は世界トップクラスで、世界に医療協力として21000人の医者を派遣し、125カ国32000人の学生を医療留学で受け入れている。

また、女性の地位や権利も確保されており、訪問団が出向く労働組合を含む各機関では、重要ポストに女性が過半数占めており性差別は徹底されている。余談であるが離婚率は平均3回と日本に比べ非常に高く、同時に同一労働同一賃金ではなく所得格差も存在している。 
 
さて、目的の1つである協同組合については行く先々で質問したが、地域毎に小規模な農業組合はあったが、他の産業には協同組合論というのは残念ながらなかった。

我々が訪問した農業組合は、サンタクララ地方の土地を所有している農民120名が結集し代表者5名(経営者:任期5年)を選出。生産物の出来高は、次年度への保険費と技術開発費(?)、投資分30%を経費で使用、残りは全員で分配。個人では出来ない災害時の収穫減に備える保険を掛けたり、銀行から農協が借り入れ設備投資をするという、集団のスケールメリットを活かし組織運営している。収入面は、他の農家の10倍あるらしく、安定していると言っていた。

次回は、社会主義での産別労組19の活動と訪問団3名の生活を紹介します。
                                  通信:柳
カストロ前議長 写真
 
 
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