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組合総研

テーマ「偉人に学ぶシリーズ・濱口梧稜と南方熊楠」

 10月26日、組合総研は第4回歴史教養ツアーを実施、南紀白浜の旅に86名が参加しました。濱口梧稜は紀州湯浅の醤油商人で、1855年の安政地震津波の襲来時、稲むらに火を放ち、この火を目印に村人を誘導して多くの人の命を救いました。その後も私財を投じて被災住民の救済と百年後の津波に備えた大堤防構築等、荒廃した村は奇跡の復興を遂げたのでした。
南方熊楠は和歌山が生んだ博物学の巨星。19歳から14年間海外へ留学し、10数カ国語を自由に使いこなして、国内外に発表した多くの論文は、日本に南方ありと世界の学者を振り向かせたのです。生涯、在野の学者に徹し、地域の自然保護にも力を注いだエコロジストとしても注目されています。 

 

 今回は白浜の名門「コガノイベイホテル」で昼食・温泉に入浴と、盛りだくさんのスケジュールで充実の一日をすごしました。


席上、武建一組合総研代表理事は、「過去の人の業績を学ぶことは、現在に生きる我々が感性を研ぎ澄まし、豊かな心を育み、物事の本質を見極める力をつけることになる。人間の内在する精神力はその人の目の輝きとなって表れている。今後ともこのツアーを楽しく実施・学習し、成長していきたい。」さらに現在世界中で起きている、アメリカ発の金融危機については連邦準備制度理事会(FRB)のグリーンスパン前理事長が、金融機関を野放しにしたのは間違いだったと初めて謝罪した事にふれ、市場原理主義の終焉と共生・協同システムへの経済の移行、さらに協同組合のあり方等について話された。

各施設を見学後、地元名産を求めて「とれとれ市場」へ。手際よくマグロを解体する包丁さばきにしばし見入りました。
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