連帯ユニオン 近畿地方本部 関西地区生コン支部 近畿地区トラック支部 近畿セメント支部 労働相談-ホットライン
YouTube

08年の春闘では、不誠実な回答を繰り返す経営側に対して労働側はゼネストを展開し、賃上げ3千円、福利厚生資金4万円を獲得することができました。また、連帯労組は粘り強く個別交渉を展開。単独で年間一時金123万円、日々雇用者の賃上げ=日額400円の達成を実現しました。

現在、バラセメント輸送に従事する労働者の多くは苛酷な労働環境を強いられています。早朝から夜おそくまで働き、ケガをしても労災にしてもらえない。残業代もまともに支給してもらえず、昼休みや有給休暇もとらせてもらえない。重労働をこなしても大半の労働者の年収は400万円台弱。
そのような労働環境をつくっている背景は、セメントメーカーがバラセメントの輸送単価を低く抑えるため業界の過当競争を放置し、輸送単価の値崩れを加速させていること。軽油の高騰やNOX・PM法の施行によってバラセメント輸送業者の負担がさらに増加していること。そういった経済的負担を最終的に押し付けやすい労働者に強いている、というのが構図です。本来であれば、個々のバラセメント輸送業者が競争をするのではなく団結して、現在の経済的負担に見合う運賃の増額=適正化を実施し、また、セメントメーカーも大企業としての社会的責任を果たして輸送会社が健全経営ができるよう運賃の適正化に善処しなければなりません。


しかし、実態はセメントメーカーは自らの利益確保に奔走。また、バラセメント輸送業者も日々、受注競争に埋没しているのが現実です。そのようなことから、私たち連帯ユニオンは過去より、バラセメント輸送単価の適正化を求める運動を展開するとともに、春闘闘争や個別闘争を果敢に展開してきました。今年の08春闘では共同交渉のみならず、個別交渉を果敢に展開。その結果、単独で年間一時金123万円を達成し、日々雇用の仲間においても賃上げ=日額400円を実現しました。 このような成果は、労働者の労働条件を向上させたことだけでなく、バラセメント輸送業者に適正なコスト意識をもたせて、結果的に適正な輸送運賃の収受につなげさせていくという成果でもあります。

今後、私たち連帯ユニオンは「必要なところには適正なコストをかける」という言葉を合言葉にし、仲間を増やすことによって、春闘の成果を業界内広め労働者の労働条件を高めること。そして、そのような活動を通じて、輸送運賃の適正化や業界の再建を加速させていく所存です。

 ■ あなたも要求を実現してみませんか?
今年の春闘の成果もテーブル交渉だけから生まれたものでありません。現場における徹底した行動が、腰の重い経営者を動かしたのです。私たちは、今後も現場で声をあげづつけ労働者の労働条件向上と中小企業の経営安定を求めていきます。

       
      バラセメント業界・08春闘の成果(抜粋)
● 賃上げ=3,000円 ● 福利厚生資金=40,000
● 日々雇用者の賃上げ=日額400円
● 年間一時金=1,230,000円

 
        あなたの加入をお待ちしております
連帯ユニオン労働相談センター  ℡.06-6583-5548 
  

 
● 大阪今津分会
  私は、今春闘で大きな成果を実現しました。
昨年に連帯ユニオンに加盟して1年が過ぎました。08春闘では、要求を満額勝取ることができました。とくに、年間一時金については驚きと喜びの気持ちををかくせません。(ちなみに一時金で、念願の大型液晶テレビを購入することができました)
そして、仲間の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。これからも仲間で力をあわせ09春闘に向けてがんばっていく所存です

 
● 豊和運送分会
  08春闘では、2度にわたる現場行動のおかげで、年間一時金の増額をはたせました。感動しました。
役員の皆さん、動員に協力してくださった仲間の皆さん、ありがとうございました。
これからは、仲間をどんどん増やしていって、08春闘の成果をバラセメント輸送業界に広めていきたいと考えています。

 
● 京阪興業分会
  仲間の皆さんありがとうございます。今春闘では「一時金を取り戻す」という夢が実現しました。さらに分会事務所を勝取ることができ、達成感と満足感でいっぱいです。 これからも労働条件のために、業界再建のために「がんばっていく」と決意しています。

 
● 市内セメント川口分会
 

日々雇用者にとっては、大きな成果を勝取った08春闘になりました。
今春闘では、昨年の賃上げにつづいて、今年も日額400円の増額を実現できました。また、春闘交渉だけに委ねるのではなく「日々雇用者が自らの要求を、自らの手で交渉する」そういったスタイルが確立したことも大きな成果でした。
今後、日々雇用者の労働条件を向上させて人員補充を促進させていきたいと考えています。

   
連帯ユニオン議員ネット