連帯ユニオン 中央本部 第25回大会開催
9月8~9日の2日間、第25回定期大会を東京都内の総評会館で開催。
連帯ユニオン(全日本建設運輸連帯労働組合)は、9月8日と9日の2日間にわたり、東京御茶ノ水の「総評会館」会議場で第25回目の定期大会を行った。連帯ユニオンは1984年11月18日に結成。以降、財界や警察権力などあらゆる弾圧の嵐と闘いながら組織を成長させるとともに、大企業支配から労働者と中小企業主導型の産業社会を創造する政策闘争を追求。結成25周年を節目に、世界と日本をとりまく危機的情勢とその要因を分析し、目前に控える総選挙への闘争勝利の体制を含め、大企業中心社会の変革を目指す指針を確認。新たなる飛躍を目指し、政策闘争の前進を誓い合った。また、8日午前中に2つの職場で公然化したことを発表、新しい仲間の誕生を祝福した。
8日夜には「結成25周年記念レセプション」が明治記念館にて行われ、2日目の9日には、沖縄現地で戦争体験者を取材したビデオ上映が行われるなど、25周年にふさわしい大会となった。記念レセプションでは長谷川武久執行委員長の挨拶の後、土屋哲世交通労協副議長、福山真劫平和フォーラム事務局長、福島みずほ社民党党首、武建一関西生コン支部執行委員長の各氏が挨拶。宮里邦雄日本労働弁護団会長が乾杯の音頭をとって祝杯をあげた。中小企業家、業者団体代表、学者、弁護士、政治家など、各界から250人が来場し祝辞を述べ、永井孝信元労働大臣・連帯労組顧問が中締めの挨拶をした。
大会で長谷川中央執行委員長は、「25年は長いようで短かった。我々は関西生コン支部への弾圧を完全に跳ね返した。この4年間で6件の事件をでっち上げた国策捜査に対して各集会やデモ、各職場での闘いによって大きな成果が生まれている。組織拡大に確信を持った次第である。引き続き全体で取り組もう。格差の広がりで若者は日本の未来に希望が持てないでいる。この格差社会を変革するためには労働組合の運動強化が必要であり、そのために組織拡大と組織改革が重要課題である。学習活動を永続的に各支部で取り組んで、活動家育成に尽力して欲しい。目前に想定される総選挙において、安倍、福田らが無責任にも政権を放棄した自公政権をどう打倒するのか?闘える体制を作らねばならない。25周年の大会を契機にひとりひとりが確信を持って取り組んで欲しい。」と述べた。
続いて武建一関西生コン支部執行委員長は、「この間の関西生コン支部への弾圧に対して、物心両面にわたる御協力に感謝します。我々は弾圧を跳ね返した。生コン業界はセメントメーカーによる一方的な値上げ、ゼネコンからの買い叩き、過剰サービスの押し付けなどが常態化している。去年の10月31日の判決で、権力側は私が収監されることを期待したが、結局、収監することは出来なかった。この日を境に情勢は一気に変わった。今年の生コン支部の旗開きはその象徴であった。我々への弾圧に加担した会社にも分会ができ、斉藤・ワシンも完全勝利した。流れが変わった。この5年間、組織の活性化のために、想像力のある若い活動家育成を追求した。ある程度の成果はあったが、まだ満足出来ていない。中小企業と労働者の教育レベルアップのため、「組合総研」を立ち上げ、機関紙「提言」と「協同組合のいろは」の発行、「マイスター塾」主催、「スペシャルインスター制度」など、運動に取り組んできた。引き続き、政策闘争の前進、業界全体の民主化運動を実行し、中小企業を結集させ、大企業の収奪と闘う。我々は権利侵害には電撃的に反撃する。満足してはならない。独りでは弱いから団結して闘わなければならない。挑戦して闘えば結果は出る。西の拠点として、皆さんの期待に応える運動に取り組んでいきたい。」と語った。
全日本建設運輸連帯労働組合 中央本部
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プログラム
18:30 開会 書紀長
小谷野 穀
あいさつ 中央執行委員長
長谷川 武久
祝辞 交運労協副議長
土屋 哲世 様
平和フォーラム
福山 真劫 様
社会民主党党首
福島 みずほ 様
乾杯 日本労働弁護団会長
宮里 邦雄 様
あいさつ
連帯労組関西地区生コン支部委員長
武 建一
20:30 中〆 元労働大臣・連帯労組顧問
永井 孝信 様
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