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映画「アメリカばんざい」藤本監督独占インタビュー

藤本監督藤本幸久監督(プロフィール)

1954年、三重県生まれ。早稲田大学卒業。
「闇を掘る」は、02年レティナ国際映画祭グランプリを受賞
05年に「Marins Go Home」を制作。
06年10月からのべで200日間の取材を重ね、本作を完成させた。

 

映画「アメリカばんざい」パンフレット   この映画を撮ろうと思ったのは3年前。その時期、一部の政治家やマスコミが「戦争ができる普通の国になって国際貢献するべきだ」 「それが日本のいきるみちである」と世論を扇動し結果的に国民投票法案が制定された。そして3年後には改憲の提案がされるという状況であった。そのときには、戦争放棄を謳った憲法9条や生存権を保障する憲法25条が焦点になるだろうと予想された。いずれにしてもその判断を迫られるのは国民だ。
そのようなことから「普通の国」 「国際貢献」という耳障りの良い言葉の実際や、それを押し付けてくるアメリカという国の現実を知る必要がある。そうしないと日本の将来にむけて正しい判断が出来ないのではないか、と考え、アメリカの若者の現実を見なくてはいけないと思い、この映画をつくり始めた。
戦争を引き受けさせられている若者の現実をきっちり見て欲しい。イラク戦争で、4千人以上の若者が死んでいる。イラクに行った若者の4人に1人は、PTSD=心的外傷後ストレス障害を抱え、心に深い闇を持って帰国する。そのような帰還兵の多くは町の中であるいは森の中でホームレスとして暮らしている。戦争がすんだらもう必要がないとして捨てられたのだ。
この映画は、百万人に観てもらいたい。連帯の皆さんも、百人に一人みせるように宣伝してもらいたい。



第七芸術劇場支配人がかたる。

第七芸術劇場支配人 第七芸術劇場 ブートキャンプに送られて戦争に行くアメリカの若者の殆どが労働者階級出身。なかでも貧困層や失業者が多い。海兵隊のリクルーターのあまい言葉につられて、あたかも派遣労働者が派遣されるごとく世界各地の戦場に送られていくアメリカの若者たち。この作品は、戦死あるいは戦場での過酷な体験のトラウマ(PTSD)に悩み、社会からも孤立してホームレスに墜ちていった帰還兵の現実を、帰還兵やその家族の生の声をとおして唱える反戦ドキュメンタリー映画である。
この映画でかかれているアメリカの現実は、いまの日本にとって決して他人事ではない。多くの方々に劇場にあしを運んで欲しいし、とくに若者にみて欲しい作品である。

第七芸術劇場上映スケジュール
8月16日~22日まで(12:35~14:40終わり)
8月23日~9月5日まで(10:30~12:35終わり)
9月5日~12日まで(18:30~20:35終わり)





 

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