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 斉藤建材闘争が全面勝利で終結

権力弾圧、暴力団の介入を跳ね返し、果敢な闘いを展開

斉藤建材社における労使紛争が、この度、5月29日をもって組合側の全面勝利で終結することとなった。

05年12月より勃発した斉藤建材社での労働争議は、斉藤建材社とその専属輸送業者であるバニッシュ社が組合員4名を理由なく不当に解雇したことが発端。
その後、労働委員会や裁判で会社側の不当解雇が糾弾され、組合側が全面勝利したにもかかわらず、会社側は労使紛争の収束に努力するどころか、逆に紛争の拡大に奔走。また、昨年3月1日には、組合が会社に団体交渉を申し入れた時、会社側の不誠実な対応で生じたトラブルが結果として刑事事件に発展。組合役員4名が3ケ月以上もの不当勾留を強いられるという権力弾圧を招いた。


その後も一貫して組合を否認。介入させていた暴力団が宣伝力ーを襲撃するなどして労働争議を拡大・継続させていた。そのような中、当該分会・ブロックを中心として「関生魂」を発揮。暴力団の介入や権力弾圧にも属せず、あらゆる闘争戦術を駆使し、会社側のコンプライアンス違反を告発して、会社を社会的に包囲するという闘いをねばり強く展開した。

その結果、本年5月20日、斉藤建材社が、組合貝を不当に解雇したこと。
会社の組合に対する不誠実な対応が、07年3月1日の刑事事件を招いたことについて組合側に謝罪し、不当に解雇していた組合貝の雇用確保を約束する内容に合意。また、5月29日には、バニッシュ社の代表者も組合事務所を訪れて正式に組合に対して謝罪した。
今後、連帯労組は不当解雇された組合員4名の雇用確保を求めて労使紛争の完全解決を目指していくことを確認している。


 斉藤建材とバニッシュの仲間が勝利のガッツポーズ
■斉藤建材分会・組合員
争議中、権力弾圧が加えられ、仲間が不当逮捕されるという苦渋も味わいましたが、
この度、多くの仲間の協力や激励によって解決させることができました。
これからは、仲間に借りた多くの力を返すつもりで頑張ります。

連帯ユニオン議員ネット